溶接・製缶工事について

2023.01.24

こんにちは。
岐阜県羽島郡にて、溶接・製缶工事を承っている株式会社フリークスといいます。

私たちが取り扱っている溶接ですが、正直どのようなことを行っているのか、あまりご存じない方が多いのではないでしょうか。
端的に言うと、溶接は熱や圧力を加えて金属材料を接合することです。
身近な物では自転車や包丁などの小さなものから、船舶や橋などの大きなものまで、溶接の技術が投入されています。
製缶工事も、溶接の工程なくしては成立しません。
金属製品であれば、ほとんどの作成過程でなくてはならない存在、といっても過言ではないでしょう。

今回は弊社で行っている溶接と製缶工事について、ご紹介したいと思います。

■ 弊社で行っている溶接について

溶接とは、電気やガス、レーザーなどで金属に熱を加えて、接合する金属加工のことです。
どのような種類の金属を接合するのか、どのような製品をつくるのかなどで適した溶接方法が異なっているため、非常に多くの溶接方法があります。
すべてを説明するには長くなってしまうので、今回は弊社で主に行っているTIG溶接、半自動溶接についてご紹介します。

・TIG溶接
TIG溶接はアーク溶接という溶接方法のうちの一つです。
TIG溶接のTIGはTungsten Inert Gasの略で、タングステン電極と不活性ガスを使用した溶接のことをいいます。

空気中に電流を発生させて光と熱を発生させる「アーク溶接」は、そのままだと作業中に火花が飛び散ります。ただし、加熱させている部分の周りを不活性ガス(アルゴンガスなど)で包むように噴出させると、ガスに覆われて火花が飛び散りません。
また、ガスを使うことによって溶接時にできる金属粒の発生、水泡の発生などによる溶接不良を防げます。

TIG溶接も電気と不活性ガスを使う点では「アーク溶接」といっしょですが、異なるのはタングステン電極を使用することです。
通常のアーク溶接では溶加材に電気を流してそれ自体を溶かしますが、TIG溶接は電気を発生させるタングステン電極が溶けません。つまり、電気を発生させるのみなので、溶加材を別に持って溶かしながら溶接をすることになります。

このTIG溶接のメリットとしては、このようなものがあげられます。

【TIG溶接のメリット】
・溶接する金属を問わない
・高い強度と高品質な仕上がり
・火気によるリスクが伴う場所でも溶接できる
・小さな部品、薄い金属でも溶接できる

高い品質の溶接ができるため重宝されていますが、トーチと溶加材を同時に操作しながらの作業になることから、経験と技術が必要になる難しい溶接でもあります。

株式会社フリークスには、12年の豊富な溶接経験を有する溶接工がおりますので、品質の高いTIG溶接が可能です。
TIG溶接がご入用の際は、お気軽にご相談いただければ幸いです。

・半自動溶接
半自動溶接は、溶接で使用する溶加材の供給を機械が自動で行いつつ、溶接作業自体は手動で行うというものです。

溶加材はシャーペンの芯のようなもので、トーチという機器のなかにあります。
しかし、先端から溶けていくので、途中で交換しなければなりません。
半自動溶接は、この溶加材を機械が足し続けてくれるため手間が少なく、効率よく溶接することができるほか、溶接部分が多いものに対応できます。

効率性の高さからトラックの修理や建築現場など、幅広く使用されており、弊社でもさまざまな製品、建造物に対応しております。

■ 製缶について

製缶は、7mm以上の金属板(ステンレスなど)を加工して立体をつくり、容器や骨組み状の製品をつくることをいいます。
似たもので板金加工がありますが、こちらは7mm以下の金属板を使用するのが一般的です。小型で量産可能な製品をつくることが多く、反対に製缶は、頑丈で気密性の高さが求められる製品をつくることがほとんど。
実際、タンクや鉄骨、ダクトなどの大きなものが多く、複雑な工程を踏んで製作されるのが特徴です。

製缶では溶接のほかに切断や曲げなどの加工を行いますが、設計段階で失敗してしまうと納期やコストに大きな影響を出してしまいます。そのため、製作者には経験や知識が問われる面が強いでしょう。

株式会社フリークスは溶接に関連して、製缶のご依頼も承っております。
さまざまな製缶工事に携わってまいりましたので、“丁寧な技術”と“迅速な対応”をもって、お客様のご要望に対応いたします。

■ 溶接・製缶工事は株式会社フリークスにお任せください

弊社ではTIG溶接、半自動溶接のほか、製缶工事などのご依頼を受け付けております。
所在地は岐阜県ですが、ご依頼は全国から受け付けておりますので、高品質な溶接・製缶をお求めの際はお気兼ねなくご相談ください。

お問い合わせはこちら>>

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